Linux関連資格一覧

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Linux関連の資格一覧:特徴・受験情報まとめ

Linux関連の資格は、初級者から上級者まで、さまざまなレベルで提供されています。
各資格の特徴や違い、費用、受験方法をしっかり理解することで、あなたに最適な資格が選べます。
ここでは、主要なLinux資格を網羅的に紹介し、資格ごとの違いや人気度を比較します。

1. LinuC(Linux技術者認定資格)

概要:

LinuCは、日本国内で広く認知されているLinux技術者認定資格で、
LPIが提供するLPICをベースにして日本市場向けに調整されています。
日本語の公式教材やサポートも豊富で、日本企業での評価が高いです。

レベル:

  • LinuC レベル1
    • 対象: 初心者~中級者
    • 内容: Linuxの基礎知識や運用管理、シェルスクリプトの作成、ネットワーク設定など
    • 試験費用: 15,000円(税抜)
    • 開催時期: 通年
    • 受験方法: ピアソンVUEのテストセンターにて受験
    • 公式サイト: LPI-Japan公式サイト
  • LinuC レベル2
    • 対象: 中級者~上級者
    • 内容: 高度なネットワーク構成やセキュリティ管理、仮想化、サーバ管理
    • 試験費用: 15,000円(税抜)
    • 開催時期: 通年
    • 受験方法: ピアソンVUEのテストセンター
    • 公式サイト: LPI-Japan公式サイト
  • LinuC レベル3
    • 対象: 上級者
    • 内容: 仮想化技術、エンタープライズレベルのLinux管理、サーバのセキュリティ
    • 試験費用: 15,000円(税抜)
    • 開催時期: 通年
    • 受験方法: ピアソンVUEのテストセンター
    • 公式サイト: LPI-Japan公式サイト

人気の理由:

LinuCは、日本国内での採用率が高く、国内企業での評価が非常に高い資格です。
日本語でのサポートが手厚く、初心者にも学びやすい環境が整っています。

2. LPIC(Linux Professional Institute Certification)

概要:

LPICは、国際的に認知されているLinux技術者認定資格で、
幅広いディストリビューションに対応しています。
LinuCの元となった資格で、グローバル企業での評価が高いです。

レベル:

  • LPIC-1(初級者向け)
    • 基本的なLinuxコマンド、パッケージ管理、ネットワーク設定
    • 試験費用: 11,000円(税抜)
  • LPIC-2(中級者向け)
    • サーバ管理、ネットワークセキュリティ、ファイルシステム管理
    • 試験費用: 11,000円(税抜)
  • LPIC-3(上級者向け)
    • 仮想化、高度なネットワークセキュリティ、エンタープライズ環境の管理
    • 試験費用: 11,000円(税抜)

公式サイト:

LPIC公式サイト

人気の理由:

国際的に認知されており、複数のLinuxディストリビューションに対応している点が強み。
特にグローバルな企業での採用率が高いです。

3. CompTIA Linux+

概要:

CompTIA Linux+は、幅広いITスキルを求められる資格で、Linuxの基本的な知識に加えて、
セキュリティやクラウドなどIT全般のスキルも対象となります。

対象:

中級者

内容:

Linuxのインストールやパッケージ管理、ファイルシステム、ネットワーク設定、セキュリティ

試験費用:

約33,000円(税抜)

開催時期:

通年

受験方法:

テストセンター

公式サイト:

CompTIA公式サイト

特徴:

IT全般の知識が必要なため、Linux専門以外の技術者にも適しています。

4. Red Hat Certified Engineer (RHCE)

概要:

Red Hat Certified Engineerは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を中心にした技術を認定する資格で、
主にRed Hatディストリビューションを使う企業での認知度が高いです。

対象:

中級者~上級者

内容:

システム管理、ネットワーク設定、セキュリティ対策

試験費用:

約60,000円(税抜)

受験方法:

Red Hat認定のテストセンター

公式サイト:

Red Hat公式サイト

特徴:

実技試験が含まれ、現場での実践力が求められます。

5. Linux Foundation Certified System Administrator (LFCS)

概要:

LFCSは、Linux Foundationが提供する資格で、複数のディストリビューションに対応。
実技試験であるため、実務でのスキルが求められます。

対象:

初級~中級者

試験費用:

約300ドル

受験方法:

オンライン試験

公式サイト:

Linux Foundation公式サイト

資格の比較

資格名レベル費用特徴
LinuC初級~上級15,000円日本語対応、国内企業での評価が高い
LPIC初級~上級11,000円国際的に認知され、複数のディストリビューションに対応
CompTIA Linux+中級約33,000円IT全般の知識も求められる
RHCE上級約60,000円Red Hat特化、実技試験あり
LFCS初級~中級約300ドルオンライン実技試験

人気の資格とそうでない資格

  • 人気の資格:
    • LinuCは国内企業での需要が高く、特に初心者向けに人気です。
    • LPICは海外向けとされていますが、日本の転職市場でも一定の評価を受ける人気の高い資格です。
    • RHCEは、Red Hatを使う企業にとって高評価される資格です。
  • あまり人気がない資格:
    • SUSE Certified Administrator (SCA): SUSEを使う企業は少なく、特定の業界でのみ評価されています。

これから、Linuxの学習を行い資格取得を目指したい方は、
まずはLPICやLinuCを受験すれば間違いないでしょう。

その後、RHCEなど上位資格を受けたい方はご自身でサイトを見たり
所属している企業や組織の必要性に応じて都度調べてみるといいかもしれません。

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